猫の血糖値を計測するためにリブレを使いました。
使う時の注意点を紹介します。
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猫リブレの使い方と我が家の失敗レビュー
猫が糖尿病になり、血糖値を測る事が多くなりました。
動物病院で検査をしていますが、自費での検査は費用がかさみます。
病院の先生に相談しました。
猫の糖尿病の体調管理
猫の糖尿病の体調管理は、血糖値のコントロールです。
最適なインシュリンの量を投与して合併症を防ぐのが重要の様です。
血糖値の計測は、いつも病院でしていました。
定期的に病院で計測すると診察料もかかる…
検査をさぼると猫の体調が悪化して入院…という事になってしまいます。
「自宅で定期的に測れれば、体調を管理しやすいので、悪化して入院するという事も減ると思います。」と提案していただけました。
病院で計測器を借りて、計測に使う消耗品を自費で負担するという形でしてみました。
血糖値の計測機
病院で借りる計測器は、耳や手のひらから採血し機器で測るものでした。
猫の血糖値の計測は慣れていないと大変でした。
猫の採血を実際にしてみると…
- 思ったより血が出ない
- 血が出たと思ったら毛についてやり直し
- 何度も失敗すると猫も嫌がる
- そもそも猫がジッとしてない
- 計測できたと思ったら読み取りエラーでやり直し
- 1時間半~2時間以内に測るのが思った以上に大変
イライラの連続で、猫も私も疲れました。
借りた機器は高額で、家に機器を常備するならいずれは機器を買う必要も…
病院の先生に話すと「リブレ」を提案していただけました。
リブレを使ってみた
リブレは通販で買えます。
実際に購入して使ってみました。
リブレとは
体のグルコース値を、リーダーと呼ばれる専用端末で、体に取り付けた検査機の数値を読み取る機械です。
端末の値札も安く通販で誰でも買えます。
リブレにはグルコース値の計測とありました。
・血糖値…血液の中グルコース(ぶどう糖)の濃度
リブレは血液を採取することなく血糖値を計測機器になるようです。
リブレ専用のセンサー体に取り付けて、グルコース値を計測します。
リブレ本体
リブレは、本体とセンサーが必要です。
本体の箱は、手のひらより少し大きいサイズの箱でした。
リブレのセット内容です。
・充電器
・充電ケーブル
・説明書類
セット内容はシンプルです。
リブレの本体の大きさは、手のひらサイズでコンパクトです。
小さなスマホの様な感じでした。
本体機器には、最初に設定が必要です。
時刻とグルコース値の計測範囲を設定します。
我が家では、猫にリブレを使うので、計測範囲の設定はグルコースを最高値・最低値まで計測できるように設定しました。
リブレ センサー
リブレのセンサーは、箱が別になります。
リブレ本体よりは、小さい箱になります。
リブレセンサーのセット内容です。
・センサー取り付け器
2個のシンプルな内容です。
センサーは皮膚に刺して取り付ける物なので、清潔に密閉された容器に入っています。
センサーは、一度きりの取り付けになります。
やり直し、剥がれたのでもう一度などの「再取り付け」ができません。
リブレセンサーの使い済みの写真です。
短い針と粘着シートで皮膚に固定するようになっています。
針の長さは短く、硬い針ではありませんでした。
針は指で押すと簡単に曲がります。
再度取り付けが出来ない理由は、針が弱いから…?
針は短く硬くないので、リブレセンサーを取り付けて動いても痛みは少なそうです。
リブレの取り付け位置
動物病院の先生にリブレを取り付けてもらいました。
猫への取り付ける位置は、
- 肋骨より下
- 伏せた時に後ろ足の骨があたらない場所
上の写真の様な位置になりました。
猫の毛をバリカンでカットしてから、センサーを取り付けます。
猫のお腹は柔らかくて毛もあるので、センサーの粘着が皮膚に付きにかったです。
センサーの装着は、暴れないおとなしい猫でも、大人2人でする方が良さそうです。
リブレここに注意
初めて使ってみたリブレは分からないことも多く失敗もありました。
服は術後服
猫にリブレのセンサーを取り付けた後には、猫に服を着させました。
「センサーを舐めなきゃいいだろう…」くらいの気持ちで普通の服を着させましたが、朝に起きてみると、服もセンサーも猫から無くなっていました。
服は何かの拍子で脱げます。
服が脱げるとセンサーはあっという間に舐めて取ります。
猫には手術の後に着せる術後服が必要の様でした。
リブレセンサーの針は痛くなくとも、違和感はあるようで、猫はセンサーを取ろうとします。
「センサーを猫に舐めさせない」ことが重要です。
術後服にはサイズがあります。
猫のサイズに合わせて選びましょう…
計測はセンサー取り付け60分後
初めてセンサーを付けて、読み取り機でセンサーを読み込んでみました。
センサーを体に付けてから読み取り機で認識するまで「60分」かかります。
病院で血糖値とグルコース値の差を実際に計測したかったのですが、センサーを取り付けた直後には出来ませんでした。
リブレは、日常の体内にあるグルコース値の波を計測する物です。
緊急に計測したい時には使えません。
血糖値とグルコース値の誤差
皮下細胞内のグルコース値と、実際の血糖値には差が出ます。
左がリブレの数値、右が血糖値の計測器の数値になります。
我が家の猫では、約50mg/dlの差が出ました。
リブレを使う時は誤差も知っておく方が良さそうです。
計測は2週間?
センサーは2週間のグルコース値を計測出来ます。
人間は腕などに取り付けるので、剥がれにくいですが、猫は毛が伸びます。
毛が伸びるので猫は2週間の計測が難しいそうです。
少しもったいない気もしますが、猫の数日間のグルコース値が測れればいいので、我が家は数日間のみの使用予定です。
脱げない術後服を着たら9日間の計測が出来ました。
9日目はエラーで測れない事が多くり、夕方に突然「新しいセンサーを装着してください。」らしき文言と共に計測できなくなりました。
まとめ
リブレは手軽に自宅でグルコース値を測れる計測器でした。
リブレを使うなら術後服が必要の様です。
使う前は、センサーの針が猫には痛そう…と思っていました。
猫は、センサー装着後もいつもと変わらずゴロゴロと寝ていました。
センサーを体の真下に寝ていましたが痛くは無いようで、見てる私が痛そうに思っただけの様です。
今回は半日で取れてしまいましたが、次回は術後服を用意して猫の体調管理に挑みたいと思います(‘◇’)ゞ
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